No.1790 煮干鰮らーめん圓 町田店02@町田 ― 2012/11/15 20:30
町田なもんで、私的には近いので直ぐに行けちゃいます。
だからこそ、変わって欲しく無い部分と。
勇次時代からの麺箱。
薄口正油らーめん。
必要不可欠なものしか、いらない。
まるでスポーツカーに魅せられるかのように、丼に引き込まれていく。
麺を引き上げた瞬間、
その官能的な香りは、まるで甲高いエクゾーストノートの如く。
鼓膜を鼻腔に変えて、脳のシナプスの先端までも支配する。
記憶というものは曖昧で儚い。
儚いからこそ、必死で覚えていようとする。
香りという、一瞬の出来事を捕まえようとし
食感や味を味雷の一つ一つを総動員して、
全惑星がまるで一列に揃ったかのごとくに
感動し。
惑星の一生から見れば、それはほんの些細な一瞬なのかもしれない。
寄生する私たちの一喜一憂なんて。
劇的に変わってしまえば、基本を忘れていると言う。
ただ単に、その自己中心的な感動というものを感じるがために
その、曖昧模倣な私たちを絶賛させるに至って、
なにかが到達点だなんて、ありもしないけれど
美味しいものを食べて、笑顔でいたいというだけなのだけれど。
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